🍜 並んででも食べたい、究極の淡麗醤油ラーメン|百名店「燎(かがりび)」実食レポ

目次

燎(かがりび)

ラーメンの世界には、静かに衝撃を与える“職人の店”がある。
2024年春、そんな一軒が東京都内にひっそりとオープンした。

その名は──燎(かがりび)

オープン直後からラーメンファンの間で話題を呼び、2024年には食べログ百名店に早くもランクイン。その理由は、名店仕込みの技術と、“醤油一本”で勝負する潔いスタイル、そして何よりも一杯の完成度の高さにあった。


🏆 店の成り立ちと背景|“醤油ラーメン”に人生を賭けた一杯

「燎(かがりび)」の店主は、名実ともにラーメン界を牽引する名店
「Japanese Soba Noodles 蔦」、そして「麺や七彩」で修行を積んだ実力派。

それらの経験を経て、自らが目指す理想のラーメンを──
究極の淡麗系醤油ラーメン”という形で具現化したのがこの店だ。

取り扱うのは醤油ラーメンのみ。メニューはシンプルだが、だからこそ素材と技術の研ぎ澄まされた魅力が際立つ。


🪑 店舗スタイルとシステム|6席だけの劇場型ラーメン体験

店舗はコンパクトで、カウンター6席のみ
一度に案内されるのは3名までで、3ポーションごとに入れ替えるというスタイル。
ラーメン店というより、寿司屋や割烹に近い静けさと緊張感のある空間だ。

しかも驚くべきはその“完全ワンオペ”スタイル
麺打ちから盛り付け、提供、に至るまで、すべてを店主ひとりで回している。

💡 店舗利用時の注意点

  • キャッシュレス決済専用店(現金不可)
  • 予約システムはTableCheckにて受付(ファストパス利用は+390円)
  • 基本はランチ営業、夜営業は不定期で告知(Xにて)
  • 予約は1週間前から、すぐ埋まるのでお早めに!
  • 大盛り不可。追加オーダーも受け付けていないため、一杯に集中する設計

🍜 今回の注文:焼豚味玉醤油ラーメン(2,000円)

今回いただいたのは、燎の看板メニューである
「焼豚味玉醤油ラーメン(2000円)」

見た目はあくまでシンプル。しかしその一杯には、妥協のない手仕事と緻密な設計が詰め込まれていた。


🥣 スープ|淡麗にして重層、地鶏とカエシの共演

まず口にしたスープの一口で、この店の凄みが伝わる。

スープのベースは上質な地鶏出汁
そこに数種の醤油を重ね、鶏油をほんのりと浮かべることで、淡麗でありながら深みのある味わいを実現。

一見、静かで優しい味。しかし、舌に触れるたびに違う顔を見せてくる。

  • 鶏の旨味
  • 醤油のキレとコク
  • 鶏油の香ばしさ
  • カエシの余韻

それぞれが幾層にも重なり、「一口ごとに味が育つ」ような感覚すら覚える。


🍜 麺|注文ごとに“生まれる”手打ちぴろぴろ麺

燎のもう一つの名物が、注文を受けてからその場でカット・手もみされる麺

打ちたての生麺を麺台でカットし、手もみで縮れを加える様子はまるで舞台。
麺の太さは中太~やや太めのぴろぴろ麺で、幅と不揃い感が心地よい。

茹で加減は柔らかめに感じるが、それはスープとの一体感を優先した設計
もちもちとした食感と小麦の香りがしっかり立ち、スープの旨味をしっかり拾い上げる。

🍥 例えるなら「職人が仕立てた高級うどんのような上質さ」


🍖 具材|シンプルなのに印象に残る構成美

トッピングは以下の通り:

  • 厚切りの豚肩ロースチャーシュー
  • 味玉(とろり半熟)
  • 穂先メンマ
  • 刻み&千切りのネギの二重奏

チャーシューはレア寄りで、脂身は控えめ。
しかしその分、赤身の旨さと繊維のほどけ具合が際立つ。
噛みしめるほどに肉の香りと味が広がり、一枚一枚が主役級の存在感

味玉はしっかり出汁が染み、半熟の黄身がスープと絡んで絶妙な調和を生む。

そして薬味のネギ。これがまた見事。
千切りとみじん切りの2種を巧みに使い分け、口に入るたびに食感と香りにアクセントを加えてくれる。


📝 食後感・リピート意欲|最後まで飽きずに感動する一杯

食べ終えたあとにまず感じたのは、「完飲してしまった」という充足感。
普段なら途中で飽きてしまうこともある醤油ラーメンだが、燎の一杯は違った。

  • スープ、麺、具、それぞれが主役級
  • 全体としての完成度が高く、バランスが崩れない
  • 最後の一滴まで、「もっと味わいたい」と思わせる

店を出るときには、「また必ず来よう」と思わせる満足度が残っていた。


🌟 総評|“醤油ラーメンの完成形”がここにある

「ラーメン」という枠を超えて、一つの料理として完成された一杯

燎の醤油ラーメンは、「淡麗でありながら芯がある」理想の形。
一見静かで、派手さはないかもしれない。けれど、食べるごとに深く惹かれていく


🔚 こんな人におすすめ!

ラーメンを通じて“静かな感動”を味わいたい方

“素材と技術”で勝負するラーメンを体験したい方

淡麗醤油ラーメンに本気で向き合いたい方

周辺の神社・仏閣

店舗情報

[情報が古い場合もあります。店舗が公式に出している情報をご確認ください]

カテゴリラーメン
タグTableCheck チャーシュー ラーメンレビュー 人気ラーメン店 味玉 手打ち麺 淡麗ラーメン 百名店 醤油ラーメン
都道府県東京都
市区町村中央区
路線東京メトロ日比谷線 東京メトロ有楽町線
最寄り駅新富町駅 築地駅
平均予算-昼(1人)1000円~2000円 2000円~4000円
平均予算-夜(1人)1000円~2000円 2000円~4000円
営業時間月・火・木・金・土・日
11:00 - 15:00
定休日水曜日
席数6席
Xhttps://twitter.com/teutikagaribi
支払方法QR クレジットカード 電子マネー
住所東京都中央区新富1-9-5 SOPHIA GINZA 1F
地図
最終更新日2025年6月15日
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この記事を書いた人

埼玉在住。バイクとカメラを相棒に、週末はグルメと神社仏閣巡りに出かけています。
趣味は、
・美味しいものを食べること
・写真を撮ること
・バイクでのんびり旅をすること
・静かに佇む神社やお寺を訪ねること

当サイトに掲載している写真は、僕自身と、大切な友人が撮影したものだけを使用しています。
グルメ記事も神社記事も、実際に足を運んだ“リアルな体験”をもとに発信中。
「おいしい」や「癒される」のきっかけになれたらうれしいです。

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