🍤 店の成り立ちと背景|“天ぷら定食”に心を込めた名店の技
築地場外市場の喧騒から少し離れた、築地本願寺裏の静かな通りに佇む「つきぢ天辰」。
外観は派手さのない、昔ながらの天ぷら店の風情。
しかし、この店に足を運ぶ人々の目当ては、ただの天丼ではない。
ここには、かき揚げと天ぷら、そして黄身の天ぷらまでを一つの定食に詰め込んだ、「天ぷら好きの夢」を叶える定番メニューがある。
それが「上黄身のっけ定食」だ。

🪑 店舗スタイルとシステム|18席の落ち着いた定食空間
店内はカウンター6席に加え、テーブル3卓(計12席)の全18席。
カウンターでは目の前で天ぷらが揚がる様子を楽しめ、テーブル席ではゆったりとした時間を過ごせる。
ランチ時には行列ができることもあるが、回転は比較的スムーズで、数人待ちでも15分程度で案内されることが多い。
落ち着いた雰囲気の中でいただく贅沢な天ぷら定食は、築地という場所を忘れるような静かな満足感に包まれる。
🍱 今回の注文:上黄身のっけ定食(2,100円)
今回注文したのは、「つきぢ天辰」の代名詞ともいえる
上黄身のっけ定食(2,100円)。
かき揚げ丼の上に、卵黄の天ぷらが乗せられた唯一無二の構成。
そこに海老や白身魚、野菜の天ぷら盛り合わせ、赤だし、香の物が添えられる豪華な一膳だ。
🍚 かき揚げ丼|小海老と小柱の香ばしさ、黄身がとろける極上の一口
まず目を引くのは、丼の中心に鎮座する「黄身の天ぷら」。
半熟に仕上げられたそれを箸で割ると、濃厚な黄身がとろりと溢れ出し、タレと混ざりながらご飯に染み込んでいく。
かき揚げは小海老と小柱がふんだんに使われており、サクッと軽い衣に包まれて香ばしく揚がっている。
ご飯の甘みと海鮮の旨味、そこに黄身のコクが重なり合い、ひとくちごとに幸福感が広がる。


🍤 天ぷら盛り合わせ|塩・天つゆ・素材の三重奏
盛り合わせは豪華な構成:
- 海老×2本
- キスまたは季節の魚
- イカ、穴子
- ナス、かぼちゃ、ピーマン、舞茸(野菜4種)
まずは塩でいただくと、衣のサクサク感と素材本来の甘みがダイレクトに伝わる。
次に、大根おろしに天つゆを注ぎ、さっぱりとした味わいに変化。
どれも丁寧に揚げられており、油っぽさが一切ないのも印象的。


🍲 赤だし・香の物|脇役も抜かりなし
おおぶりのアサリが入った赤だしは、食後の身体に染み渡る温かさ。
香の物はシンプルながら、ご飯の箸休めとして秀逸な働きを見せてくれる。
全体として、構成・量・味ともにバランスが良く、満足度の高いランチとなった。

📝 食後感・リピート意欲|「またこれを食べたい」と素直に思える定食
食べ終えた後、最初に浮かんだのは「やっぱりこれでよかった」という安心感。
他のメニューにも惹かれるものはあるが、「上黄身のっけ定食」の満足度が高すぎて、毎回これを選んでしまうという声にも納得。
2000円超えのランチは一見高く感じるかもしれないが、食べ終わったあとには「お値段以上だった」と心から思える一膳だ。
🌟 総評|“天ぷら定食の完成形”がここにある
「つきぢ天辰」の上黄身のっけ定食は、ただのかき揚げ丼ではない。
一杯の中に、
- 揚げの技術
- 素材の魅力
- 組み合わせの妙
が凝縮されている。
そして、天ぷらとご飯、黄身のとろみが織りなす口福感──
まさに“定食という名の芸術”。
🔚 こんな人におすすめ!
- 贅沢な天ぷら定食をじっくり味わいたい方
- 丼と天ぷらの両方を一度に楽しみたい方
- 築地で観光地価格ではなく“実力派の味”を求める方
周辺の神社・仏閣
店舗情報
[情報が古い場合もあります。店舗が公式に出している情報をご確認ください]
和食 天ぷら | |
カウンター席あり かき揚げ丼 一人ランチ 中央区ランチ 和食ランチ 天丼 定食グルメ 小海老かき揚げ 東京グルメ 築地グルメ 築地ランチ 赤だし味噌汁 | |
東京都 | |
中央区 | |
東京メトロ日比谷線 東京メトロ有楽町線 | |
新富町駅 築地駅 | |
1000円~2000円 2000円~4000円 | |
1000円~2000円 2000円~4000円 | |
月・火・水・木・金・土 11:00 - 15:00 17:30 - 22:00 | |
日曜 祝日 | |
18席 | |
https://www.kiyomura.co.jp/store/detail/60 | |
クレジットカード 現金 電子マネー | |
東京都中央区築地7-11-12 中銀マンション 1F | |
最終更新日 | 2025年6月15日 |
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