【明治神宮前】BASOの「角煮つけSOBA」が凄い!極太蕎麦×とろける角煮の進化系そば体験

BASOの角煮つけSOBA|極太蕎麦と大ぶり角煮が器に盛られた一皿
目次

BASO(ばーそー)

明治神宮前駅から徒歩2分。原宿と表参道のちょうど間にある裏路地に、ひっそりと佇む蕎麦店「BASO」があります。
2023年の春にオープンした新鋭店でありながら、すでにグルメファンの間で話題となり、連日行列ができるほどの人気を集めています。

ラーメン店「駄目な隣人」の流れを汲んだスタイリッシュな店構えと、蕎麦でありながらラーメン的なアプローチを内包した“進化系つけ蕎麦”が特徴です。


🏠 お店の外観と雰囲気|裏原宿の路地裏に佇む、静謐な蕎麦処

古民家風の建物をリノベーションしたファサードが印象的です。1階の白い暖簾をくぐり、細い階段を上がると、「BASO」の2階カウンターが現れます。

店内は木目の天板と白壁を基調とした、洗練された和モダンな空間です。客席は2階のみで、カウンター6席と大テーブル8名分というコンパクトな構成。その限られた空間が、むしろ「ここでしか味わえない特別な体験」を演出してくれます。


🍜 今回の注文|角煮つけSOBA(1,250円)

今回注文したのは、BASOの人気メニュー「角煮つけSOBA(1,250円)」です。
券売機で食券を購入し、厨房の熱気と香りが漂うカウンター席に着席します。麺量は並盛で約300g、大盛(+100円)も選べます。

提供された瞬間、そのビジュアルに圧倒されました。
黒い石皿に堂々と盛られた極太蕎麦。その上には厚切りの豚角煮が鎮座し、見るからに「満足度の塊」とも言える迫力があります。


🥢 麺とつけ汁の魅力|極太蕎麦と節の重奏が織りなす力強い調和

◆ モチモチの極太麺が、濃厚な節出汁と正面衝突

使用されているのは、野川製麺の二八蕎麦です。
冷水でしっかり締められた極太麺は一本一本が力強く、噛むともちっと弾け、蕎麦本来の香りがふわりと広がります。

この極太麺を、鯖節・宗田節・鰹節など5種の節が香る濃厚なつけ汁に絡めると、「蕎麦で食べるつけ麺」という表現がぴったり当てはまります。

◆ 鶏油と背脂が支える、深くやさしい味のベース

つけ汁には鶏油や背脂も加えられており、香り高く、ほんのりとした甘みとコクがあります。それでいて、後味は軽やかでしつこさを感じさせません。
途中からは、卓上の無料薬味(九条ネギ・ニラ胡椒・天かす・刻み海苔・わかめ)を追加して、味の変化を楽しむことができます。


🍖 角煮の実力|濃厚にして繊細、とろけるような口どけ

◆ 箸で割れる豚角煮、脂身と赤身の理想的なバランス

この一杯の象徴とも言えるのが、主役の「豚角煮」です。
しっかりと煮込まれた肉は、箸でスッと切れるほど柔らかく、脂身はとろけるようで、赤身はほろりとほどけます。
甘辛く煮込まれた味付けは、つけ汁の出汁感を邪魔することなく、それでいてしっかりと存在感を放ちます。

見た目のボリュームに反して、食後感は驚くほど軽く、絶妙なバランスを感じさせてくれます。


🍽 食後の感想|“重厚なのに軽やか”という矛盾を抱く一杯

角煮・背脂・極太麺という「重厚トリオ」が揃っていながら、不思議と胃に残るようなしつこさはありません。
これは、つけ汁の節の香りや、卓上薬味による味の変化が、最後まで飽きさせず、食べ終える頃には「もう一口食べたい」と感じさせるからだと思います。


🌟 総評|ラーメン的でも和食的でもある、進化系つけ蕎麦

「角煮つけSOBA」は、ラーメンと蕎麦の境界線を越えるような、ハイブリッドな魅力を持った一杯です。
極太蕎麦、節の出汁、角煮という一見ワイルドな要素を、和の美意識で巧みにまとめ上げることで、新しい“蕎麦体験”を提供してくれます。

「蕎麦を、ラーメンより自由に」。
そんな店主の哲学が感じられる、力強くも繊細な一杯でした。

店舗情報

[情報が古い場合もあります。店舗が公式に出している情報をご確認ください]

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この記事を書いた人

埼玉在住。バイクとカメラを相棒に、週末はグルメと神社仏閣巡りに出かけています。
趣味は、
・美味しいものを食べること
・写真を撮ること
・バイクでのんびり旅をすること
・静かに佇む神社やお寺を訪ねること

当サイトに掲載している写真は、僕自身と、大切な友人が撮影したものだけを使用しています。
グルメ記事も神社記事も、実際に足を運んだ“リアルな体験”をもとに発信中。
「おいしい」や「癒される」のきっかけになれたらうれしいです。

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